女優蒼井優(29)が、福島県いわき市の復興応援観光キャンペーンのイメージキャラクターに就任し、都内ホテルで2日、PRイベントに出席した。

 06年に同市を舞台にした映画「フラガール」に主演した縁で、「『フラガール』は、映画のキャリアの中でも切っても切れない存在。そのロケ地のいわきは、第2の故郷なんだとあらためて感じた」と話した。今後はテレビCMや電車内の広告などに登場する。「人の美しさ、たくましさ、強さがある街です」と、魅力をPRした。

 映画の撮影当時は、あまり観光はできなかったが、昨年末にはキャンペーンのCM撮影で訪れ、水族館のアクアマリンふくしまなどを満喫した。トドがお気に入りで、「3頭いて、みんな性格が違う。撮影だから次(の場所)に行かなくちゃいけなかったけど、何時間でも見ていたいくらいかわいかった」と、うれしそうに振り返った。

 「フラガール」の撮影は06年始めに約2カ月間、行われた。印象的なシーンを問われると、蒼井は最後の踊りのシーンを挙げた。「1日目(の撮影)は地元の方たちも応援に来てくれ、一緒にお客さん役で撮影に加わってくれたんです」。地元と一体になった作品作りに、あらためてありがたみを感じていた。

 プライベートでは、仕事が落ち着くと、仲間同士で旅に行くという旅ガールぶりも明かした。海外では、必ず1人で行動する日を作るという。「朝から別行動をして、夜ご飯で合流して、お互い何をしていたか話し合うんです。それがすごく好き」と“蒼井流”旅の楽しみ方を披露していた。