覚せい剤取締法違反で実刑判決を受け、昨年7月2日に東京・府中刑務所から出所したタレント田代まさし(58)が、25日に発売するコミックエッセー「マーシーの薬物リハビリ日記」で、いまだに薬物依存症と闘っていることを告白している。

 「薬物依存症は治ることはない。一生戦って行かなくてはならない。『お前が言うな』と言われるけど、薬物で仕事も家庭も失って、2回も刑務所に入って地獄を見たから伝えられることもある」

 言葉通り、覚せい剤を所持、使用していた田代は、02年に執行猶予付きの有罪、05年には懲役3年6カ月で服役、11年にも懲役3年6カ月で服役していた。

 同書は、北村ヂン氏のコミカルな漫画で田代が薬にはまった経緯、薬物依存者のリハビリ施設「ダルク」での生活を示している。ダルクには境遇の近い人ごとにゲイ向け、レズビアン向け、やくざ向けなどがあることも紹介し、「まだ芸能人専門はない。作れたら、いいな」と主張。3回目の逮捕がイベントで握手した人物から、覚せい剤のパッケージと連絡先を握らされたことがきっかけだったことも明かしている。

 田代は2月20日にブログを更新して芸能界復帰の意思を表明。今月18日には都内で会見して、トークライブを行う。