映画「ソロモンの偽証 前篇・事件」(成島出監督)の初日舞台あいさつが7日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた。

 男子中学生の転落死のなぞをめぐり、学校内裁判で登場人物の偽証が次々と暴かれていくミステリー。お笑いコンビまえだまえだの前田航基(16)は、死体の第1発見者の中学生を演じた。重度の花粉症という前田は、「なぜか『ソロモン-』を見ている間は目がかゆくなることもなく、くしゃみも出ず、集中できる。めまぐるしい変化を必死に付いていく感じで楽しかった」と笑わせた。

 撮影を通じて変わったことを問われると、前田は暑い体育館での撮影時のエピソードを明かした。「自然と身に付いたのが、水分を調節することで、汗が押さえられるようになったこと。意外な進歩です」と胸を張っていた。