有村架純(22)が、初めてセルフプロデュースしたデジタル写真集「FiRST TRiP ハワイの場合」を12日に発売する。初主演舞台「ジャンヌ・ダルク」を終えた昨年12月、オフを利用してハワイで撮影した。

 プライベートの旅を楽しむことを大切にしたこともあり、ヘアメークやスタイリストなどのスタッフは同行せず、旧知の女性カメラマン、大江麻貴さんと2人きりで撮影を進めた。メークはもちろん、衣装や撮影スポットも自分で選んだ。ビーチやショッピングモール、ジャングルなどで撮影した。写真集のテーマは「自分らしく」という意味を込めて「Oneself(ワンセルフ)」とした。

 ハワイで過ごした時間について「仕事を忘れ、ただマイペースに楽しむことをテーマに過ごしました。好きなところに行き、好きな時にごはんを食べ、行き当たりばったりな旅でした」と話す。オフを飾らない素顔がふんだんに収められており、「本当にありのままの、素の私が写っています」という。掲載写真も自分で選んだ。「普段なら使わないであろう写真も載っていたり、見てくださる皆さんが親近感を持てるような、そんな近い存在でいられたらと思います」。

 13年発売の初写真集「深呼吸 -Shin Kokyu-」は4万部を超えるヒットを記録した。今回は初のセルフプロデュースという試みに加え、スマートフォンなどで手軽に楽しんでほしいという思いを込め、デジタル限定という異色の形で発表する。有村は「セカンドトリップが実現できるように頑張りたいと思います」と今後の仕事の充実を誓った。