爆笑問題が27日、都内で英国のテリー・ギリアム監督(74)と5年ぶりに再会した。2人が「大ファン」と公言するギリアム監督が、新作英国、ルーマニア、米国合作映画「ゼロの未来」(5月16日公開)を引っさげての来日会見にゲストとして登場。同監督は英国の人気コメディグループ、モンティ・パイソンの一員で、壇上で互いをいじりあった。

 太田光(49)は映画の感想を聞かれると、ギリアム監督に「相変わらず彼は金もうけの仕方を知らないな」と、厳しい突っ込みを入れた。同監督も「実は何年か前、太田さんは『スピルバーグ監督よりも、俺が日本でビッグにしてやる』と約束して下さいましたが、スピルバーグに映画監督を辞めさせただけでした。太田さんがスピルバーグのキャリアをダメにした」とジョークで切り返した。太田が、「中身は相変わらず分かりにくい」と言うと、ギリアム監督は「それは認めます」と言い、へこんだ。

 田中裕二(50)が「貴重な作品です」とフォローを入れたが、太田は「アカデミー賞を取ってから、もう1回来てくれ」と、またも痛烈に突っ込んだ。ギリアム監督が「僕のキャリアは日本にかかっています」と言うと、太田は「日本アカデミー賞を狙うか」などと言いたい放題だった。

 揚げ句に太田は、ことあるごとに、ギリアム監督の股間を何度もつかんだ。イベント中に3つのゲームを行い、勝ったギリアム監督に爆問の2人がキスする際も、太田はギリアム監督の股間をつかんだ。同監督が「オオゥ…!!」と叫んで股間を押さえると、太田は「Don'terect」(勃起するな!!)と言い、笑った。監督は辛抱たまらんとばかりに顔を真っ赤にした。