ゼイン・マリク(22)がイギリスの人気グループ「ワン・ダイレクション」(1D)を脱退することが現地時間25日に発表され、ファンたちの間で衝撃が走った。

 彼が脱退するに至った理由とは何だったのだろうか。

 ゼインは同日に発表された声明文で「僕が去るのは、リラックスできて、スポットライトの外でプライベートな時間を過ごすことができる普通の22歳になりたいからです」と世界ツアーや同グループのメンバーであることが精神的な重荷になっていたことを明かしていた。

 彼が今回の決断に至った理由として真っ先に挙げられているのが、婚約者のペリー・エドワーズとの関係性だ。ゼインは今月タイでブロンドの女性と仲良く歩いている姿を目撃されたが、浮気の疑惑を否定。その後彼は世界ツアーを脱退して、母国のイギリスへと帰国。ペリーとの関係修復に努めていると伝えられており、彼女との関係を最優先に考えた結果、脱退の決断に至ったといくつかのメディアは報じている。

 また、ゼインといえば、浮気騒動以前の昨年にもいくつかのトラブルに見舞われていた。5月には同グループのメンバーであるルイ・トムリンソンと共にマリフアナを吸引していた疑惑が浮上。7月にはパキスタン系イギリス人を父親に持つゼインが「#FreePalestine(パレスチナを自由に)」とつぶやいたため、一部のイスラエル人から脅迫を受けたと伝えられていた。関係者は「ゼインはシャイで内省的なタイプで、強いストレスを感じていた」とゴシップ誌「USウイークリー」に語っており、こういった騒動で精神的に疲弊していたことを示唆している。

 気になる今後のゼインの活動については、しばらく期間を開けた後にソロアーティストとしてのキャリアをスタートするのではないかと言われている。脱退が発表される前からゼインは、DJのノーティ・ボーイと楽曲を制作するなど、本格的なソロ活動がうわさされていた。彼の透き通る美しい歌声が再び聴ける日が来ることをファンたちは願っているだろう。【ハリウッドニュース編集部】