テレビ東京の大橋未歩アナウンサー(36)が4月1日からスタートする新番組「チャージ730!」で司会を務める。同アナは30日、ブログを更新し、報道番組に対する思いを明かした。

 入社13年目となる大橋アナ。スポーツ番組や深夜バラエティーの印象が強いが、実は自身も「気持ち的には、ずっとずっと、報道から逃げていました」という。

 報道に対して、「人々の命や健康や人生や正義などに、マスメディアを通してかかわることはあまりに責任重大で、私には到底できないと思っていました。そんな責任を負う覚悟は私にはないと思っていました」と明かす。

 15歳で阪神淡路大震災を経験。そうした経験から「せっかく生き残った命をがむしゃらに一生懸命に生きることが自分の使命」との意識で過ごしてきたという。

 しかしそんな自分を「結果的に、自分の人生を彩ることだけに必死になっていたのかもしれません」とかえりみた大橋アナ。そして13年1月に脳梗塞と診断され、療養生活に入った。復帰までに8カ月を要したが、復帰後、多くの人からあたたかい言葉をかけられ、「その時に、『ああ、私はこういう人たちのためにニュースを伝えるんだ』と視聴者の皆様の顔を恥ずかしながら初めてちゃんと見た気がしました」と、意識が変化。「そこから、少しずつ、気持ちが報道に向いてきた気がします」と、今回の新番組でMCを務めるまでの気持ちの変化を明かした。 

 「チャージ730!」は、テレビ東京が初めて平日午前に放送する報道・情報番組。月~金曜午前7時半放送。