テレビ朝日の早河洋会長(71)が31日、東京・六本木の同局で、定例会見に出席した。27日の「報道ステーション」で、コメンテーターの古賀茂明氏と古舘伊知郎キャスターが、古賀氏の降板をめぐって議論を繰り広げたことについて、早河会長は「衝撃を受けました。どうしてこういう内容になっているのかと。進行上、ああした事態に至ったことは反省している」と話した。

 古賀氏は27日の番組で、早河会長と古舘プロジェクトの佐藤孝会長の名前を出し、2人の意向で最後の出演になったとした。社内処分については「適切な放送ではないですし、規範に触れているのであれば、必要な対応をしなければいけない」と話した。

 古賀氏が主張する「官邸の圧力」については、「私のところにも、吉田(慎一)社長のところにも、報道局長のところにも、圧力は一切ありません」と否定した。