歌手田原俊彦(54)が31日、大阪市内で南海電鉄の新CM発表会に出席し、自身初となるCMソング「愛が、多すぎる。」を披露した。

 ホテルのステージに登場した田原は「元気ですか!」とあいさつ。マイクを握ると、CMに出演するウクライナ出身のモデル、イリーナ(20)とCMを再現した。

 ♪出発します難波から

 明るいライン シーサイド 人情路線もこまやかに ほんとに愛が多すぎる♪

 田原のナマ歌に合わせて鉄道部門の制服を着たイリーナが「シュッシュッポッポ」の動きを入れたコミカルな「南海体操」を披露し。ほぼ完璧に歌い終えた田原は「ちょっと1カ所間違ったけど、うまく歌えた」とご満悦。

 CMは創業130周年を迎える同電鉄が「愛が、多すぎる。」のスローガンを掲げ、4月1日から関西エリアで放映する。今月11日に都内でレコーディングした際にはスタッフから「あまり本気で歌われても困るんですハート」とリクエストされ、約30分で収録を終えたという。

 デビュー曲「哀愁でいと」は80年6月21日。芸能生活35年目の初のCMソングに「たぶん、初めてと思う。スタッフにも確認したけど、たぶんないはず」と“トシちゃん節”で答えた。

 この日は関西の伝統ある私鉄のCM会見だったため、恒例のエロトークを控えめ。CM会見後、「愛が多すぎる生活ですか?」の質問には「いや~、愛が多すぎて腰が痛くなっちゃって」とセクシーな腰使いを入れながら即答。「やっぱり愛っていいですよね。昔の話になりますがドラマの『教師びんびん物語』やってたとき、生徒たちには愛を説いた。愛があって初めてそこから絆が生まれてくる。仕事も愛の積み重ねですね。愛がないと仕事って成立しない」と真剣な表情で答えた。最後は「愛があってそれからの『ラブ』ですね」と再び腰を振って、笑いを誘った。