NHK連続テレビ小説「マッサン」でヒロインを演じた米女優シャーロット・ケイト・フォックス(29)の主演ミュージカル「シカゴ」(12月4~23日、東京・渋谷の東急シアターオーブ)の会見が8日、都内で行われた。

 日本語も分からない米国の無名女優が来日。「マッサン」で人気女優となり、夢だったブロードウェーのアンバサダー劇場で「シカゴ」に10月26日から1週間限定で主演し、日本でがい旋公演を行うという文字通りのシンデレラストーリー。

 会見には約120人の報道陣が詰め掛け、ケイトも「こんなに多くてびっくりした」と驚いていた。

 3月にニューヨークで稽古も始まった。「ブロードウェーは米国で演劇をやる人間にとって、行き着きたい場所。稽古で劇場の舞台に立った時は、魔法のような瞬間だった」と振り返った。

 4月29日には「ゴンドラの唄」、「上を向いて歩こう」を日本語でカバーしたCDを発売し、夏にはアルバムも発売するなど、今後も日本を拠点に活動する。

 会見ではNHKの記者から質問が出ると、笑顔が広がり、「アイ・ラブ・NHK。大好きなんです」と話した。