歌手GACKT(41)が14日、ブログを更新。先月、訪問中だったフランスのホテルで人種差別を受けたことを明かしたブログ記事がその後、中国でも大騒ぎになるなど大反響だったことを受け、伝えたかった真意を明かした。

 GACKTは3月30日付のブログで、フランスにあるホテルのビュッフェで店員から露骨な人種差別的なあつかいを受けたことを明かし、「あはははは。こういうことっていまだにあるんだよなぁ…」とあきれた。

 このブログ記事は日本国内でも複数メディアに報じられ大きな話題となったが、GACKTはその報じられ方に「なんか、随分大事になったようだけれど。違うんだよなぁ…。別に、『差別された~!!』とか、そんなレベルの話をしてるわけでも大騒ぎしてるわけでも無いんだよ…話が勝手に大きくなって行ったから参ったな…って思ってたよ」と困惑。「ボクが言いたかったことは、差別する側にもされる側にも、両者に必ず問題があるってことが言いたかったんだよ」と説明した。

 さらに前回のブログ記事では、GACKTは外国人を受け入れる側の気持ちもくみ、「正直、ボクだってマナーのない中国人の団体客を見ると、ガッカリすることだって多い」と例に挙げていた。こうした内容がさらに海外ではまた別の受け取られ方をしたようで、「中国にまで飛び火して、『中国人を批判してる!!!』とか、『中国人を差別すんな!!!』みたいなことにまで、中国ではなってたみたいだけれど…ハッキリ言ってそれも違う。文章を最後までキッチリ読めよ!って話だ。ボクは相手が中国人だから、韓国人だから、アジア人だからって差別することは絶対に無い」と反論した。

 そしてあらためて「日本人だから、中国人だから、韓国人だから、なんて関係ない。差別されるのは、差別されるようなイケてないことを現にやってるヤツがいるってこと。ソイツらが人の国で迷惑なことをやっていたり、目に余ることやマナーのなってないことをやってるってことなんだよ」と、国全体や人種のことではなく、あくまでも個人間の問題だとし、「差別なんてアジア人どうしでも当たり前にあるし、別に白人だから差別してくるわけでも無い。すべては人によるんだよ。する側もされる側も」とつづった。