ロンドンを拠点に活動中のギタリスト布袋寅泰(53)が、ユニバーサルミュージック傘下のロック専門レーベル「スパインファーム・レコード」と契約を結んだことが15日、分かった。同レーベルは90年にフィンランドのヘルシンキで設立されたレーベル。02年にユニバーサル傘下となり、07年から英国に進出した。同レーベルとの契約で、世界マーケットを視野に入れた活動が本格化する。

 既に契約後の発表作も決まっている。アルバム「New Beginnings」の収録曲で米歌手イギー・ポップ(67)をゲストボーカルに迎えた「How the Cookie Crumbles」を「HOTEI」名義で、英国をはじめ、欧州各国で6月15日から先行配信する。念願の世界規模でのアルバム発表が現実味を帯びてきた。

 同レーベルと契約した日本人アーティストは、VAMPSに続く2組目。布袋は「頼もしいチームとともに、いよいよ世界への挑戦が始まる。僕を信じ支えてくれる全ての人のために骨太のロックを届けたい。そして必ずこのチャンスを結果につなげたい」と話している。