宝塚歌劇団に今春、入団した101期生が16日、兵庫・宝塚歌劇団のけいこ場で、初舞台で披露するラインダンスのけいこを公開した。

 劇団は創立101年を迎え「宝塚新世紀」へと入り、今年の初舞台生ラインダンスは、劇団代表作「ベルサイユのばら」でも知られる「フランス革命」がテーマ。例年は全員同じで統一される衣装も、今年は、トリコロールにちなみ青、白、赤の3色を用意。この日のけいこ着も同じく3色に分けられた。

 首席の鷹翔千空(たかと・ちあき)は「全員で(足あげを)そろえるのが難しい」といい、1カ月以上にわたり、連日9時間を超えるけいこに励んできた。

 振付家の御織ゆみ乃、演出家の小池修一郎氏からは「今年の101期生はおとなしいイメージがある」とも言われ、鷹翔は「内面に秘めた情熱を出して、初日には、全員で力をあわせて、101期生すごいねって言っていただけるような舞台を見せたい」と誓った。

 101期生は先月、宝塚音楽学校を卒業し、40人が入団。このうち、この日は、病気やケガなどで3人が欠席し、37人でラインダンスを披露した。37人は、今月24日に兵庫・宝塚大劇場で開幕する月組公演「1789-バスティーユの恋人たち-」で初舞台を踏む。