デビュー22年目の演歌歌手市川由紀乃(39)が18日、東京・代々木の山野ホールで「アコースティックライブ2015」を開催した。

 ピアノ、ギター、バイオリン、パーカッションの構成で行うライブで、着物姿だけでなく、真っ赤なドレス姿も披露した。

 「海峡岬」などヒット曲から「船頭小唄」「六本木心中」など幅広い歌にも挑戦。ゲストのクラシックギターデュオいちむじんと共演し、ヒット曲「なみだの桟橋」なども披露した。

 濃姫、淀君、細川ガラシャなど戦国時代を生きた女性を歌った自身のアルバム「決定盤 戦国女絵巻」の楽曲を、ステージで初めて語り入りで披露した。

 昨年は第56回日本レコード大賞作曲家協会奨励賞を受賞した。この日は東京で約15年ぶりの単独ライブだったが、約830人の満員のファンが詰めかけ、飛躍を感じさせた。

 新曲「命咲かせて」(22日発売)にかけて「歌に命を懸け、大きな花を咲かせたい」と話した。