うつみ宮土理(71)が18日、夫の愛川欽也さん(享年80)が15日に肺がんで亡くなった後、初めて心境を明かした。報道各社に文書を送付した。冒頭で病気を公表しなかった理由を丁寧に説明した。

 「愛川の強い意向で、ご心配してくださった皆様に病状を明かせなかったこと、深くおわび申し上げます。愛川は最期まで仕事に復帰するつもりで頑張っており、皆様に公表することをかたくなにお断りするよう申しておりました。ですが、そんな頑固なところも愛川らしい一面ですので、どうかお許しください」

 ファンや関係者への感謝と夫への思いもつづった。

 「愛川は本当に仕事大好き人間でした。『さぁ仕事しよう』と最期まで愛川はうわ言でも申しておりました。脚本を書くこと、演出すること、司会すること、そして演じること、が彼の人生でした。いつも支えてくださった関係者の皆様、ファンの皆様、まことにありがとうございました。最後に。キンキン、よく頑張ったね。いろいろ楽しかったね。本当に本当にありがとう」

 うつみはこの日、都内の自宅から出ることはなかったが、この日も神田正輝ら親しかった芸能人から続々と供花が届けられた。所属事務所関係者は、うつみの様子について、「かなり疲れているようです。仕事は休んでいる状態。今後について話し合える状況ではありません」などと話した。