22日に東京・杉並区の青梅街道のバイク事故で亡くなった俳優萩原流行さん(享年62)の妻まゆ美さんが24日、都内で取材に応じ、萩原さんの通夜と葬儀は行わないことを明らかにした。96年に作成した遺書に基づいた考えといい、お墓も作らないという。

 遺書には「お互いに死んだときは誰にも言うな、お葬式もお墓もいらない」などと書かれているという。前日23日に、警視庁杉並署で遺体と対面したが「頬に傷があるくらいできれいな顔だった。こんなにも二枚目だったのか、と思ったほどです」と振り返った。

 遺体は都内の施設に安置されており、詳しい死因が分からないため司法解剖をするという。現在は火葬場を探しており、司法解剖後、しかるべきところに安置させて火葬する予定という。お墓を作らないため、遺骨をどうするかも検討中という。

 事故時、萩原さんのバイクが警視庁の護送車に接触していたことについては「警察がまだ捜査しているので、何もお話しできない」と述べた。一方で、萩原さんの過去の事故や、患っていたうつ病の薬などは、今回の事故と無関係だとし「事実とは違う報道もある」と話した。