「別れの一本杉」「王将」などのヒット曲で知られる作曲家船村徹さん(82)の功績をたたえる記念館が27日、栃木県日光市今市にオープン、式典が開かれた。

 日光市によると、船村さんが市内の高校を卒業し、約30年前からこの地で作曲活動していることから市が計画。道の駅「日光」の一角に目玉施設として建設した。道の駅もこの日、同時に正式オープン。

 記念館は3階建てで、船村さんの生い立ち、受賞歴などを紹介する展示コーナーや、船村さんの楽曲を歌う北島三郎さんや美空ひばりさんらの姿を3D映像で楽しめるシアターなどがある。

 式典であいさつした船村さんは「生きているうちに記念館を造ってもらうなんて、聞いたときは恥ずかしかった」と照れていた。

 入館料は大人540円、小中高生320円。6月以降は火曜休館。