歌舞伎俳優の片岡愛之助(43)が27日、大阪市内で、大阪松竹座公演「六月花形歌舞伎 通し狂言 鯉つかみ」(13~26日)を発表した。

 同演目は、実際の水(本水)を入れた水槽を使う夏の代表的演目。愛之助は12年の永楽館歌舞伎で初めて上演し、今回が5度目となる。

 愛之助は「ホームグラウンドの大阪松竹座で上演したいと思っていた」といい、本拠地では念願の上演。水を使っての立ち回り、宙乗りもある同作だが、大阪松竹座公演では「さらに、スペシャルなバージョンでやりたい」とし、12役早替わりにも臨む。