嵐の二宮和也(31)の腕につかまる吉永小百合(70)…2人が初共演する映画「母と暮せば」(12月12日公開、山田洋次監督)のポスターを日刊スポーツが先行入手した。母伸子(吉永)のもとに、3年前に原爆で亡くなったはずの息子浩二(二宮)が現れる物語に合わせ、背後に家をかたどった花々をあしらっている。

 ポスター撮影は3月に都内で行われた。現場で山田監督は、吉永と二宮に「腕につかまる感じがいい」などと演出し、台本にないせりふまで考えたという。

 二宮 しっかりつかまってろよ

 吉永 はいはい

 映画の撮影時同様「よーい、はい!!」と掛け声を出す力の入れようだった。

 併せて作られた特報映像には、特別に収録された二宮のセリフが使われた。

 「1945年8月9日、午前11時2分、ぼくは死んだ-。母さん。母さんは諦めが悪いから、なかなか出て来られなかったんだよ」

 吉永はクランクインした今月27日、昨年12月に嵐の東京ドーム公演に足を運んだ際に二宮が、「今度、サユユと共演します」と言ったことを踏まえて意気込みを語った。

 「ニノと腕を組んで撮影して、サユユは幸せです。優しい夢のようなポスターが出来ました。ポスターに負けないような作品の完成をめざして、これから頑張ります!」

 追加キャストとして加藤健一(65)と、山田監督の07年「母べえ」で吉永と共演した浅野忠信(41)が発表された。