水谷豊(62)が5日、東京・新宿バルト9で行われた主演映画「王妃の館」(橋本一監督)こどもの日プレミアム舞台あいさつに、劇中で演じた天才小説家・北白川右京の姿で登場した。

 昨年7月にフランス・パリで行われたロケ以来に衣装を着て、客席の間の通路を歩き、ファンと握手しながら入場すると「控室で鏡を見て『しばらくです』と自分にあいさつしました」と言って、笑った。

 この日はプティ・ルイ役の山田瑛瑠(える=12)も、劇中衣装で登壇した。山田はロケ中のエピソードを聞かれ、「水谷さんは、とても優しい人。休み時間にろう人形のマネをしていました」と明かすと、水谷とろう人形のマネを実演した。

 舞台あいさつの最後には、水谷が壇上に小学生以下の子どもを招き、1人1人にあめをプレゼントし、握手した。「この映画を作った時、家族と子どもが見られる作品という目標になりました。こどもの日のたびに思うのは、子どもの笑顔って、いいなということです」とあいさつし、両手を大きく頭上で振って、笑顔で会場を後にした。