第24回日本映画プロフェッショナル大賞授賞式が9日、東京・テアトル新宿で行われ、人気のアダルトビデオシリーズを映画化した「劇場版 テレクラキャノンボール2013」が話題賞に選ばれ、作品にかかわったAV監督たちが登壇した。

 カンパニー松尾監督は「これはAVです。スクリーン(での上映)は、はばかられる。それで話題になり、盛り上がった」と自嘲気味に笑った。バクシーシ山下監督は「AVという普段、白い目を刺される仕事ばかりして、まぶしいところが苦手。困ってしまう…すみません、謝ります」と“公開謝罪”した。タートル今田監督は「物珍しついでにAVを見てくれたらうれしいです」と女性客も多い客席に呼び掛けた。

 梁井一監督は「普段、AV監督をしてるので(壇上は)居心地が悪い。どういう面をしたらいいか…よく分からない」と戸惑った。嵐山みちる監督は「場違いなところに来ている感じ。(壇上からの客席は)なかなか見られない、いい景色です。AVも興味があったら見て下さい」とアピールした。

 カンパニー松尾監督は、なぜテレクラをテーマにしたか聞かれると、「僕は奥さんをテレクラで見つけました。テレクラには愛がありますので」と答えた。