タレントのビートたけし(68)が自身の好きな人として作家の伊集院静氏(65)の名前を挙げ、「客観的で格好いいと思う」と明かした。

 たけしは22日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」に生出演。同局の番組自体に出演するのこの日が初めてということで、スタジオには人が集まり、カメラも1台増設されるなどちょっとした騒ぎに。同局の印象を問われ「テレビ神奈川と区別がつかない」とボケつつ、「クレームがほとんど来ない局なんだって?」と驚くと、弟子で金曜コメンテーターを務めるお笑いコンビ、浅草キッドの水道橋博士(52)が「女性器さえ発音しなければOKです」と説明。

 番組内で「あなたにとって親分はいますか?」という話題になり、MCを務める親友でもあるお笑いタレントの島田洋七(65)が「親分っていますか?」と尋ねると、たけしは「親分っていうのはいないけど・・・好きだなって人はいる。この人いいな、恰好いいなって人はいる」と返答。「俺は伊集院さんが好きだな」と作家の伊集院氏の名前を挙げた。

 たけしは伊集院氏を「格好いい」と思ったきっかけについて、野球経験がある伊集院氏と一緒に草野球をした時のエピソードを語りだした。伊集院氏が自身の豪速球を本塁打された際、その相手に対し「あいつ、嬉しいだろうな、本塁打を打って。これから2、3週間、(本塁打を肴に)酒が飲めるよな」と発言したという。それについて、たけしは「その言い方が恰好良かった。自分が打たれた悔しさではなくて、『あいつ嬉しいだろうな』って言い方するから、この人客観的で格好いいなと思った」という。