漫才コンビ「笑い飯」が25日、大阪府茨木市のマクドナルド・イオンモール茨木店で一日店長を務め、「マックスマイルの日」オープニングセレモニーに参加し、今年末に5年ぶりに復活する漫才トーナメント「M-1グランプリ」に出場しないことを明言した。

 コンビは前身M-1の常連で、10年の同大会で優勝。現状は最後の王者となっている。

 今回、5年ぶりにM-1を復活させるにあたって、主催のABCテレビは、出場資格をこれまでの「プロ、アマ問わず結成10年以内」から、「プロアマ、所属事務所を問わず、2人以上で結成15年以内のコンビであること。結成が2000年1月1日以降であること」と変更した。

 5年のブランクに考慮したことで、直近王者の笑い飯にも出場資格が復活。出場なら、6年越し連覇も可能になっていた。

 これについて、西田は「(出場資格を)ネットニュースで知ったぐらいなんでね。あぁ、そうなんやみたいな感じです」と、やんわり出場を否定。続けて哲夫が「6年越し連覇目指すとか書いてるんですけど、目指しませんよ」と言い切り、不出場を明確にした。

 その理由について、哲夫は、かつてネタ番組だった当時の「THE MANZAI」に出演してたツービートらをあげ「僕らはM1を一時期、盛り上げた人間ですからね。THE MANZAIに今、ビートたけしさん、というか、ツービートが出てるのかって感じですよ」。コンビは、M1はすでに“卒業”したとの立場を示した。

 一方で、哲夫は「最高顧問やったらやりますよ。審査員やったら、喜んでやりますけどもね」と言い、西田も「まあ、そうですね」と同調。そして2人は「僕らよりちょい下ぐらいの子がM-1を使って、いいように羽ばたいていってくれたらいいな」と、M1復活が新星誕生につながることを期待していた。