女優藤原紀香(43)が、26日、都内で行われたNHKBSプレミアム主演ドラマ「ある日、アヒルバス」(7月5日スタート、日曜午後10時)の会見で収録の苦労を語った。40歳の新人バスガイドの奮闘と人の温かい触れ合いを描く作品。

 藤原は「バスで首都高を走って東京タワーや名所のガイドをする場面でせりふを1回でも間違えると、通過してしまうので高速を1周するんです。重い空気の中、NGを出しました」。それでも「必死に覚えました。せりふには苦労してますが充実してます」と笑顔を見せた。

 また、本物のバスガイドは、分厚い教本に記された全ての名所、歴史を丸暗記しているといい、「こんなに過酷で激務なのかと知りました。毎日勉強し、夜中に帰って翌日に行く場所の勉強もして。日々勉強。そしてお客さんの居心地のいい空間を作りだそうとする。そこに温かいものが生まれる。勉強になりました」。

 作品を通じて東京再発見もしたという。「2020年の東京五輪に向けて東京の良さを届けたい」と抱負を述べた。

 会見には、共演のトリンドル玲奈、袴田吉彦、キムラ緑子も出席した。