俳優綾野剛(33)が30日、東京・新宿歌舞伎町のTOHOシネマズで、主演映画「新宿スワン」(園子温監督)の初日舞台あいさつに登壇した。

 沢尻エリカ(29)、山田孝之(31)、伊勢谷友介(39)、山田優(30)、金子ノブアキ(33)、深水元基(35)らと、主人公白鳥龍彦をまねた金髪アフロヘアの観客たちと一緒に、記念撮影を行った。歌舞伎町のスカウトマンの物語で「いろんな思いが詰まった作品です」とあいさつした。

 また、綾野が「この10年で一番カワイイ。この映画からは、もう、エリカ様じゃなくて、エリカちゃん」と、ヒロインを絶賛すると、話題は沢尻に集中。本人も「恥ずかしいけど、うれしいです」とほおを赤らめた。福岡でのキャンペーンのときに沢尻が綾野やスタッフらに特製カクテルを振る舞ってくれた思い出や、一緒に靖国通りを手をつないで疾走したワンシーンのエピソードなどで、盛り上がった。

 当初、出演依頼は、歌舞伎町のクラブのママ役だったが、脚本を読んだ沢尻が自ら、ドラッグにハマり、堕ちていく風俗嬢アゲハ役を演じたいと難役に挑戦した。「アゲハは若さとかわいさを意識して演じたので、(皆さんに褒めてもらえて)よかったです」と、終始うれしそうだった。