モデル兼女優の菊池亜希子(32)とNHK連続テレビ小説「花子とアン」で一躍注目された俳優中島歩(26)のダブル主演映画「グッド・ストライプス」(岨手由貴子監督)が30日、初日を迎え、東京・新宿武蔵野館で舞台あいさつが行われた。

 予想外の妊娠を機に結婚準備を進め、ぶつかりながらもお互いを理解していくカップルを描く作品る中島は「花子とアン」で、仲間由紀恵演じる蓮子と駆け落ちする恋人役で注目度がアップしたが、映画は初主演。緊張気味の中島に対し、菊池や岨手監督がお姉さんらしくリードした。

 菊池から「中島君は落研だったんですよ。すごくおもしろくて、(トークに)シャレを効かせてきて、最初は楽しかったけど、途中からちょっとめんどくさくなった」と言われると、中島は苦笑い。

 岨手監督からは優柔不断なお坊ちゃま役の中島について「ちょうど『花子とアン』に決まったばかりで、『役に共感できないです。僕は希望に満ちあふれているんです』と言っていて。あっけらかんとして憎めないところがキャラクターに必要だったので、起用して良かったなと思いました」とちょっぴりいじられながら褒められた。

 中島は「こう見えても中学・高校と学級委員を務めました。何だかバカで能天気な人間になってますけど…。そんなことはないです」と真面目な一面を一生懸命アピールしていた。