広瀬すず(17)が単独で映画初主演することが23日、分かった。累計1200万部の人気漫画「ちはやふる」の映画化で、「ちはやふる 上の句」(来年3月公開)と「ちはやふる 下の句」(同4月公開)の2部作に主演する。競技かるた日本一を目指す女子高生、綾瀬千早を演じる。原作はロングヘアで「自分とは違うイメージかなと不安もあった」と言うが、エクステンションなどを使って“変身”した。

 また「家に百人一首があるくらい家族全員で原作の大ファン」というが、母と姉の広瀬アリス(20)らが百人一首を楽しむ姿をそばで見る立場だった。このため3月から1日3~6時間の練習を週2、3回続けている。5月から始まった撮影では、スポーツとして取り組まれる競技かるたを実演する中、あざもでき、ひざが擦りむけてできた水膨れを切開してまで「頑張ります。大丈夫」と体を張っている。「少しでも彼女の真っすぐさ、シンの強さに近づいていきたい。初主演は意識せず、千早として生きられるよう頑張りたい」。共演は野村周平、真剣佑、上白石萌音、松岡茉優、松田美由紀、国村隼らで、メガホンは小泉徳宏監督がとる。