歌手のテイラー・スウィフト(25)が、アルバム「1989」を「アップル・ミュージック」に提供することを発表した。

 米IT大手アップルは定額制の音楽ストリーミングサービス「アップル・ミュージック」を発表し、ユーザーは最初の3カ月間は無料で体験できることになっている。しかし、テイラーは「1989」の提供をしないことを明かし、その理由について現地時間21日に「アップル・ミュージックがライターやプロデューサー、アーティストたちにこの3カ月間支払わないことをあなたたちが知っているかは分かりません。私はショックで、残念で、これまでの革新的で寛大な会社らしくないと思いました」とコメント。テイラーはアップルを心から尊敬しているが、一生懸命音楽を作ったアーティストに支払いしないのは不公平で、ポリシーを変えてほしいと抗議していた。その後、アップル側はすぐに対応し、無料期間中にもアーティスト側に利益を支払うことを約束した。

 そして、テイラーは現地時間25日にツイッターで、「今週の出来事のあとで、私はアップル・ミュージックに1989を入れることを喜んで決めました」「これがアップルがほかのアーティストと一緒にやっているような独占的な契約ではないかと思っている人もいるかもしれないけど、違うわ」「自分のアルバムを配信することを、単純に初めて本当に正しいと思ったの。ありがとう、アップル、心を変えてくれて」と発表した。

 今回の変更で多くのインディーズミュージシャンたちもアップル・ミュージックに楽曲を提供することを決めている。アップル・ミュージックは現地時間6月30日から100以上の国でスタートする予定で、日本でも近いうちに開始されると見られている。【ハリウッドニュース編集部】