“新おバカ女王”として人気急上昇中の「にこるん」ことモデルの藤田ニコル(17)がお笑いコンビ、ピースの又吉直樹(35)のデビュー作で、芥川賞にノミネートされている小説「火花」を読んで、「『花火』の方が人気が出そう」とタイトルにダメ出しをし、内容の感想についても「私にはわからない」と言って、又吉を苦笑いさせた。

 藤田は26日深夜放送のTBS系「有吉ジャポン」に出演。この日は“人生初”という読書感想文に挑戦。対象となった書籍は又吉の著作「火花」だった。これまで学校の感想文の課題を出されても「絶対に書かなかった」という藤田は今回に限っては「初めて書いてきました」と言って、MCを務めるお笑いタレントの有吉弘行(41)を「すごいね」と驚かせた。

 「火花」を読んでの感想文を披露した藤田は「若い子たちには『火花』より、『花火』の方が人気が出そうと思いました」と、いきなりタイトルについて、ダメ出しをした。さらに続けて「漢字が多いから難しくて読めませんでした。だから、振り仮名を振っている版ができたら『最高~』って思いました」と率直な感想を語って、出演者を笑わせた。

 内容について、「若手漫才師の話だから、リアルに感じました」と小説の中に登場する漫才師の主人公と作者の又吉をダブらせてみせ、これには又吉も満足気に軽く頷いた。しかし、藤田は「途中で読めなくて諦めたので、ハッピーで終わるといいことを願います」と、漢字が多くて、読破することを断念したことを明かした。

 そんな藤田に有吉が「最後まで読めなかった?」と残念そうに言葉を掛けたが、「やっぱり漢字が多い。意味がわからない漢字ばっかだった」と内容が頭に入ってこなかった様子を伺わせた。

 それでも人生初となる読書感想文にチャレンジした藤田に、有吉は「正直、(火花は)面白かった?面白くなかった?」と感想を求めると、藤田は「面白くは・・・私にはわからない」と、あけっぴろげに話し、又吉を苦笑いさせた。有吉から藤田の感想についての意見を求められた又吉は「(藤田が)6歳ぐらいだったら、可愛いんでしょうね」と、“新おバカ女王”の率直な意見には、さすがの芥川賞候補者も苦笑いするしかなかった。