ダウンタウンの松本人志(51)が中国南部で犬肉を食べる伝統行事「犬肉祭り」に対し、欧米の動物保護団体を中心に批判の声があることに、日本も「クジラやイルカの漁」について海外から批判されていることを挙げ、「我々、日本人はこれに(意見は)言わなくていい」と持論を展開した。

 松本は28日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。「犬肉祭り」の話題になり、松本は「これは下手したら日本人に対する“ひっかけ問題”ですよ」と独自の視点を明かした。日本もクジラやイルカの漁について海外から批判されていることを挙げ、「我々、日本人はこれに(意見を)言わなくていい」と持論を展開し、さらに、「虐待かどうかいうと、苦しまず、美味しく残さず食べたなら虐待ではないと思う」と語った。

 それに対し、作家の乙武洋匡氏(39)が「自分が可哀想かどうかと思うことと、だから、相手に『止めろ』と求める行為を一緒にするかどうかは大事な点」だと主張。その上で、「多くの日本人は『可哀想』だと思うだろうし、自分は『やらない』であろうと思うだろうけど、だから、相手に『やらないように』と求めるのは違うと思う」と話し、松本の意見に同調した。さらには「日本も独特の文化があり、イルカの追い込み漁などに『配慮して』と思うなら、こっちも配慮すべきかな」と持論を展開した。

 また、松本は「犬やイルカは『人間の友達だ』って言うじゃないですか。でも、知らん犬は友達でもないしね」ときっぱりと断じた。