3月21日に台湾・台北の空港で職員に暴行して逮捕された俳優隆大介(58)が1日、3カ月ぶりに帰国した。

 所属する東映大泉撮影所マネージメント部は「隆と話し合いをした結果、契約を解除した」と解雇報告した。

 隆はマーティン・スコセッシ監督の新作映画の撮影のため台湾入りした際、入国審査場で暴れ、空港職員が左ひざを骨折。傷害と公務執行妨害で逮捕された。その時、隆は飲酒していた。5月19日に被害者と和解が成立し、6月15日に公務執行妨害罪として罰金刑が確定。刑の執行完了をもって、この日、帰国した。

 隆は「60歳を目前にし、後輩のお手本となる行動を取らなければいけない立場の私がしてしまったことは、あまりにも自覚の足りない行動でした」と書面で反省の弁をつづった。「今後の活動に関しては白紙の状態です。慎重に検討していく所存です」としている。隆は映画「影武者」やNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」に出演している。