政府は17日、総務省の大石利雄事務次官(62)が退任し、後任に桜井俊総務審議官(61)を充てる方針を固めた。総務、自治、郵政の3省庁が統合して2001年に総務省が発足後、旧郵政省出身の起用は4人目。月内にも発令する。

 桜井氏は情報通信部門の経歴が長く、NTT再編や携帯電話業界の競争促進など、通信事業の自由化に取り組んだ。

 桜井氏は、人気アイドルグループ「嵐」の櫻井翔の父親。

 【総務事務次官】

 桜井俊氏(さくらい・しゅん)東大卒。77年郵政省。情報通信国際戦略局長を経て13年6月から総務審議官。61歳。群馬県出身。