爆笑問題の太田光(50)が、巨額の総工費をめぐり批判が高まる新国立競技場問題について言及。「オリンピックに金が掛かるのは分かってんじゃん」と批判の声に異論を唱えた。

 太田は28日深夜放送のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」で新国立競技場をめぐる問題に触れた。そもそも東京オリンピック招致について、被災地の復興や原発問題への対応が優先されるべきだとの考えから反対していた太田だが、開催が決定してからは「それで経済が発展するならそれはそれで良いのかな」と考えを改めたという。

 オリンピック開催が決まったことで、「ガンガン、東京を開発してやる、っていうのはあの時分かっていた」という太田だけに、新国立競技場の総工費が2520億円に膨れ上がり、さらに年間40億円ともいわれる維持費がかかることに対する批判の声に、「国家の一大事業だったら、俺はそれくらいのレベルだって思う」と異論を唱えた。

 「世間ってなんだろうな」と違和感を示し、「オリンピックに金が掛かるのは分かってんじゃん、オリンピックなんかやりゃあ」「その代わり、経済効果あるわけでしょ?」と、新国立競技場の建設費問題に理解を示した。