スーパーモデルのジゼル・ブンチェン(35)がイスラム教徒の女性に扮装し、パリ市内の整形外科を極秘に訪れたと米紙が写真付で報じた。同紙は、イスラム女性が着る真っ黒なバーカで顔や全身を覆い隠し、黒いベンツを乗り降りするジゼルの写真も表紙に掲載している。

 情報筋らの話によると、ジゼルは胸と目の整形手術を受けるため、密かにパリ市内の高級クリニック「インターナショナル・クリニック・デゥ・パルク・モンソ」を訪れたらしい。ジゼルは2人の子供を出産後、胸が垂れてきたことに悩んでいたらしく、整形手術は35歳の誕生日(7月20日)とランウェイ引退を祝い、自分へのプレゼントのつもりだという。

 情報筋によると、ジゼルと妹のラファエラさんは15日、ジゼルの長年の運転手が運転する車で、滞在先の「ブリストル・ホテル」からクリニックへと向かった。2つの整形手術を受けたジゼルは翌日、車でホテルへと戻った後、パリ市内の高級スパへ。ジゼルはそこで、5日間静養したらしい。手術にかかった費用は約1万1000ドルだったという。

 フランス時間の24日、サングラスをかけたジゼルは妹のラファエラさんと共に、パリのシャルル・ド・ゴール空港内を歩いているところをパパラッチにキャッチされたが、黒いバーカは着ていなかったようだ。フランスでは10年より、バーカの着用は禁止されている。世界一ギャラの高いモデルとして、昨年、4700万ドルを稼ぎ出したといわれているジゼルは、今年4月、ランウェイからの引退を発表。09年にNFL選手のトム・ブレイディと結婚し、3歳と6歳の子供たちをもうけている。(ニューヨーク=鹿目直子)