12月18日公開予定の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」でメガホンをとるJ・J・エイブラムス監督(49)が7月30日、撮影中に宇宙船ミレニアム・ファルコンのドアが落下して俳優ハリソン・フォードが足首を骨折するけがを負った際の知られざる真実を明かした。

 「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」(83年)以来32年ぶりにシリーズ復帰を果たしたフォードが、昨年6月に英バッキンガムシャーのパインウッド・スタジオでの撮影中に負傷したことは大きなニュースになっていた。

 人気トーク番組「ザ・デイリー・ショー」に出演したエイブラムス監督は、「ハリソンが倒れて、苦しんでいた。彼は横たわりながらジョークを言っていたが、とにかくドアを持ち上げなければと駆け寄った。そして持ちあげた時に腰に何か違和感を感じたんだ。数日後に病院で検査を受けたら、椎骨を骨折していたんだよ」と告白。そのことは誰にも明かしていなかったというエイブラムス監督は、「数カ月後に現場復帰したハリソンは、私が走るよりも速いスピードで駆け寄ってきたんだ。その時、私はまだ腰に医療用ベルトを巻いている状態だったのに、彼は本当に奇跡の男だよ!」と語り、フォードの驚異的な回復力を明かした。(ロサンゼルス=千歳香奈子)