ボビー・クリスティーナ・ブラウンさん(享年22歳)の葬儀が米国時間の1日午前、ジョージア州アルファレッタのセントジェームズ・ユナイテッド・メソジスト教会で行われた。

 米メディアの報道によると、招待客限定の葬儀には、家族および友人らがボビー・クリスティーナさんに別れを告げるために集まったが、恋人ニック・ゴードンさんの姿はなかったらしい。ゴードンさんは、ボビー・クリスティーナさんの父ボビー・ブラウンさんと叔母のパット・ヒューストンさんにメールを送り、「葬儀に出席させて欲しい。彼女もそれを望んでいるはずだ」と懇願したが、聞き入れられなかったようだ。教会周辺の道路は閉鎖され、警官らが教会の入り口で出席者らの身分証明を確認していた。教会前には、ボビー・クリスティーナさんを追悼する多くのファンが集まっていたという。

 ボビー・クリスティーナさんは今年1月、ジョージア州の自宅浴槽内で意識不明の状態で発見されて以来、昏睡状態となっていたが、先月26日、ホスピスで家族に囲まれ、息を引き取った。検死の結果、死因はまだ断定されておらず、警察が捜査を進めている。恋人のゴードンさんは依然として捜査の対象となっており、ボビー・クリスティーナさんの法廷財産管理人が、ボビー・クリスティーナさんに対する家庭内暴力などを理由に、4000万ドルの損害賠償金を求め、ゴードンさんを訴えている。ボビー・クリスティーナさんの遺体は3日、母ホイットニー・ヒューストンさんの故郷ニュージャージー州へと飛行機で移送され、ホイットニーさんが3年前に埋葬されたお墓の隣に埋葬される予定となっている。(ニューヨーク=鹿目直子)