米俳優トム・クルーズ(53)が2日、ペニンシュラ東京で行われた主演映画「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」(クリストファー・マッカリー監督、8月7日公開)来日記者会見に参加した。

 96年の第1作から19年、シリーズ5作目を携えての来日は、昨年6月以来約1年1カ月ぶり21回目と親日家ぶりは際立っている。「日本を舞台にするか?」と聞かれると「楽しそうだね。もしかしたら、やるかも…でも(撮影したら)交通を遮断するよ。日本の皆さんは許してくれるかな? 道路を自由に使わせてくれるなら、撮りたい」と笑った。

 今回も、冒頭で飛行機にしがみついて飛ぶシーンが出てくるが、そのシーンも撮影を8回も行うなど、ロケは過激さを増している。自身の初プロデュース作品で思い入れも深いながら、「撮影に使う街、地域、国からOKが出ないと撮れないから、大変なんだ。幾つのビルから跳んでいい? という話になるんだ。作品のすばらしさを理解してもらわないとね」とロケ地選びの苦労を吐露した。具体的に撮りたい場所を聞かれると「たくさんありすぎて、話せないよ」と苦笑した。一方、マッカリー監督は、この日も暑い日本の夏を考慮し「夏を避けて春か秋だね」と笑った。