47都道府県選抜のチーム8の予備選が行われ、44人の参加メンバーのうち6人が本戦(9月16日、横浜アリーナ)への切符を手にした。

 福島県代表の舞木(もうぎ)香純(18)は、体調不良で欠席。しかし「どうしても参加したい」、マネジャーに10手の封じ手を託して「参加」した。マネジャーが「ぐ~っ!」などと書かれたスケッチブックを出すたびに、場内には笑いが起きた。それでも1回戦で人見古都音、2回戦で吉川七瀬を撃破する大健闘。決勝では2度のあいこの末、谷川聖に敗れ、本戦出場を逃したが、場内からは惜しみない拍手が送られた。谷川は「帰ったら薬を買ってのませてあげます」と、舞木の体調を気づかっていた。

 ほか阿部芽唯、吉田華恋、近藤萌恵里、服部有菜、橋本陽菜が本戦への出場権を手にした。坂口渚沙、中野郁海、山田菜々美はAKB48本体と兼任しているため、予備選を免除されており、チーム8からは合計9人が本戦に出場する。

 AKB48研究生の予備選では、ドラフト2期生の野村奈央(15)が本戦への出場権を獲得した。