7月に多臓器不全で亡くなったバンド、C-C-Bリーダーでベース担当の渡辺英樹さん(享年55)の「お別れの会」が10日、東京・新宿のライブハウスBLAZEで行われた。献花式と追悼ライブの2部構成で、全国から約1000人のファンが駆けつけた。愛用のベースや写真など約150点を展示、参列者にはステージ衣装などを小さくカットして“形見分け”も行った。ライブでは、渡辺さんがメンバーだった4つのバンドが演奏。ステージ後方に映像が映され、声と演奏が流れ最後のセッションとなった。

 会見したC-C-Bのギター米川英之(51)は「お祭りの好きな人だったのでにぎやかに送り出したい」。ドラム笠浩二(52)は渡辺さんの闘病中、覚せい剤取締法違反の罪で逮捕・起訴された元メンバー田口智治被告(54)のことを「ばか野郎です。葬式にも出られず後悔しているはず」と話した。