タレント稲川淳二(67)がクラシックの名曲にまつわる怪談エピソードを語ったCD「稲川怪談クラシック」の発売記念イベントが13日、東京・タワーレコード渋谷店で行われた。

 佐村河内守氏のゴーストライターだった作曲家新垣隆氏(44)が即興で伴奏をつける中、稲川が怪談を語った。

 今年で23年連続の怪談公演で通算583回、延べ46万人を前に416話を語ってきた稲川は「夏と言っても、今までは祭だ、花火だとイベントがあった。私は、これから10月までが忙しいんです。クラシックの入り口としてもいいから、このCDを聞いてみて」。新垣氏は「子供の頃にテレビで見ていた稲川さんの伴奏が出来て恐縮です」と話した。

 実生活での怖い話について、稲川は「25年前に3日間、家を空けて仕事をして、元旦に家に帰ると家族がいなくなっていた。福島の温泉に行ってるということなので待っていたけど、帰ってこなかった」。それ以降、夫人との別居状態が続いているという。

 「事務所社長の女房のところへ私の稼ぎが振り込まれて、給料も振り込まれるけど、どこに住んでるかは分からない。長男は、女房がどこに住んでいるか知ってるんだけどね」

 会場の男性客をゾッとさせる話だった。