女性4人組ユニット、MAXが17日、大阪市内で日刊スポーツの取材に答え、通算35枚目のシングル「#SELFIE~ONNA Now~」(セルフィー・オンナ・ナウ=7月22日発売)をPRした。

 今年5月にデビュー20周年を迎え、「この20年を凝縮したようなノリノリのダンスチューン。頑張る全ての女性への応援歌です。女はいろいろ大変なので」とNana。全米ダンスチャート1位を獲得したザ・チェインスモーカーズの楽曲をカバー、ヒャダインこと音楽プロデューサー前山田健一が日本語詞とオリジナル・メロディーを付けた。セルフィー(自撮り)ダンスが印象的だが、「ノリがいいので訪れる街で踊っています。東京・渋谷で女パレード、大阪なら道頓堀、長崎なら思案橋で自撮りです」と元気いっぱいだ。

 メンバーはアラフォーを迎えるが「デビューから色々あったけど、振り返ればあっという間でした」。気付けば「子供の頃MAXのファンだった」というスタッフや関係者も増えた。「ライブ会場でも親子の姿が目立つようになったり、SNSなどが普及してダイレクトにファンの皆さんの反応が分かる。20年の間に周りが変わりましたね」と時の流れを実感するが、「私たちは何も変わっていないよね」と微笑む。

 10月10日には舞浜アンフィシアター(千葉県浦安市)で20周年記念ライブを開催する。育児休暇中のReina、08年脱退のAkiも交えた「歴代メンバー5人」のそろい踏みが初めて実現する。

 「思い切って2人にオファーを出した。どんなステージになるか予想がつかずドキドキです」とMina。現在セットリストを作成中とのことだが、Linaは「過去の曲を聴いていると、その時々を思い出して涙が出て来る。一夜限りのお祭りなのでファンのみんなと一緒に楽しみたい」。紆余曲折ありながら、しなやかに20年を乗り切ってきたメンバーに「最高の節目」が待っている。