長渕剛(58)が22日午後9時、静岡県富士宮市の富士山麓のキャンプ施設「ふもとっぱら」で「10万人オールナイト・ライヴ2015 in 富士山麓」をスタートさせた。

 前祝いのように豪華な花火が何発も打ち上がった直後、富士山御神火まつり2基が会場中を練り歩いた。今月1日に地元の祭りを見た長渕が感激し、「ぜひ、自分のライブに出て欲しい」と熱烈オファー。太鼓を含めた約250人が駆けつけた。

 その直後、ステージ横にヘリコプターが着地。中から長渕がサプライズ登場した。「つよし~っ」の大歓声に包まれながら、横幅約130メートル、高さ約40メートルの巨大ステージに仁王立ちした。

 「10万人の拳を日本の空に突き上げろ!」「最高の伝説を作ろうぜ」「朝日を引きずり出すぞ」。何度も客席に呼び掛け、そのたびに会場を埋め尽くす多くの日の丸が大きく揺れ、大歓声が響いた。

 2004年に故郷の鹿児島・桜島に約7万5000人を集めたオールナイトライブで伝説を作った長渕。11年後、日本の象徴で、霊峰でもある富士山麓で新たな伝説を作り始めた。