女優柴咲コウ(34)が2017年NHK大河ドラマの主演に決まり、25日、同局で発表された。

 タイトルは「おんな城主 直虎」(再来年1月スタート)で、女性城主として戦国時代を生き抜いた井伊家当主、井伊直虎の生涯を描く。大河ドラマを含め、NHK初出演。柴咲は「いきなりの大役で正直驚きましが、内容が自分と似る部分、まねしたい部分がたくさんある。しなやかさと強さを併せもった人物。声を掛けていただいたのは喜ばしい」と話した。

 チーフ・プロデューサーの岡本幸江氏は、起用理由について「数奇な運命をたどった女性で、きりっとした強さと、女性としてのかわいらしさ、きれいな面がある。30代前半に活躍したことも、実年齢に合う。柴咲さん以外にいらっしゃらない」とし「名前の虎っぽい、大型ネコ科動物っぽい部分もある」と話した。

 柴咲は、直虎について「男性社会の中で女性として国を治めていった。生半可ではできない、負けない精神の強さがある」。また「自分にその強さがあるか分からないが、心持ちはある。姿勢はある。似ていたい願望はある」と笑顔で話した。