歌手・女優のマイリー・サイラス(22)が、ラッパーのニッキー・ミナージュ(32)と歌手のテイラー・スウィフト(25)とのバトルについて語った。

 マイリーは現地時間30日に行われる2015MTVビデオ・ミュージック・アワード(VMA)の司会を務めることになっていて、「ニューヨーク・タイムズ」紙のインタビューを受けた。

 今回の授賞式のことで、先月ニッキーがビデオ・オブ・ザ・イヤー賞(最優秀ビデオ賞)にノミネートされなかったことに「すごくスリムな体形の女性たちを賞賛するビデオであれば、ビデオ・オブ・ザ・イヤーにノミネートされるのよ」と不満をつぶやき、「Bad Blood」のミュージックビデオがノミネートされているテイラーが「私は何もしていなくて、あなたを愛し、サポートしているわ。女性同士を対立させるなんてあなたらしくないわね」とつぶやいたことでバトルがスタート。

 ニッキーはテイラーのことを言ったわけではないと主張し、音楽業界が黒人女性を評価してくれないと不満をもらしていた。その後、テイラーはニッキーに謝罪し、和解している。

 この出来事についてマイリーは「私がいつも何て言うか知ってる? これが嫉妬だというわけではないけれど、嫉妬は自分がほしいものと逆のことを起こしてしまうの。ヨガの真言よ。人々は自分が選択したことや、人々をどのように扱うかということが自分にとても大きな影響を与えることを忘れているの。オープンな心でおこなって、愛を持って接すれば、聞いてもらえるのよ。そしたら、私はあなたの意見をリスペクトするわ。でも怒りから来ているのなら、リスペクトしないの。それにその怒りは『みんな、私はより大きな問題に不満を感じているの』って感じではないわ。自分だけのことになってしまったの。ビ●チなことを言うわけではないけれど、『VMAがもらえなかった』って感じだわ」「もし人種のことにしたいのなら、ほかにできる方法があるの。でも、自分自身のことにしてはだめよ。『こういう理由でノミネートされることが大切だと思います。こういう体形の女の子はどこにでもいます』って言うことね」と語った。

 さらにマイリーはニッキーがすごく親切な人なわけではないと話し、「寛大さと愛を持って人々に話す方法ってあると思うの。このポップスターに対するポップスター戦争を始める必要はないのよ。それがニッキー・ミナージュとテイラーのけんかになってしまったわ」と語り、問題が論点からズレて、メディアからけんかしていると注目されるだけになってしまうと明かした。さらに自分が白人のポップスターだから理解できないわけではないと話し、「正直に言うと、MTVがわざとやったとは思っていないわ」とコメントしている。

 とはいえ、マイリーはテイラーの「Bad Blood」のミュージックビデオについて「暴力的なリベンジは理解できない」と批判する発言をしていた。

 マイリーはどちらの味方というより、何をするにも愛がなくてはいけないことを伝えたいに違いない。【ハリウッドニュース編集部】