演歌歌手五木ひろし(67)が28日、都内で明治座10月「五木ひろし特別公演」(10月2~26日、東京・明治座)のスペシャルイベントを行った。

 イベントには、同公演に特別出演する由紀さおり(66)も出席。故三木のり平氏演出の喜劇「めおと囃子」を35年ぶりに復活させ、五木と由紀が夫婦役を務める。五木は「喜劇では、人間は笑いと涙が大切と描かれる作品が多い。今もなお名作で、いい芝居をして継承していきたい」と意気込んだ。

 同公演は1部で芝居(めおと囃子)、2部で歌謡ショーを行う。約1カ月間で計38公演行われるが、長丁場の舞台は初めてという由紀は「(歌でも)昼夜の公演はないのよ」と苦笑いしつつ、「以前五木さんの明治座舞台で歌のゲストとして出演させていただきました。そのときに芝居を見ていてすばらしいと思っていました。今回相方役をやらせていただくのですが、絶妙なコンビだと思ってもらえるおかみさんを演じたい」。劇中では、大工役の五木が、さらしを巻いて上半身裸になるシーンがあるが「楽しみね~」と期待していた。

 この日のイベントでは、五木が最新曲「夕陽燦燦(ゆうひさんさん)」、由紀が「夜霧よ今夜もありがとう」を熱唱した。