TBSは1日、都内で10月期の番組改編説明会を行った。

 生放送情報番組「ゴゴスマ」(月~金曜午後1時55分)を28日から関東でも2時間枠に拡大する。菊野浩樹編成部長は「最大関心事である情報の即時性を高めていく。午後に(多くの)記者会見が行われ、生の情報性が強く求められている」と説明した。また枠の拡大に伴い、「東京の情報も取り入れていかないといけない」とした。

 同番組は名古屋・CBCが制作のため、これまでローカル情報が多彩で、関東では1時間枠の放送だった。今後は事件、事故、芸能など全国規模の情報を強化していく。

 同時間帯は、生放送情報番組の争いが激しい。日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)フジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」(午後1時55分)が放送されている。午後2、3時台の視聴率では現在、「情報ライブ ミヤネ屋」が1人勝ち状態だが、それに真っ向から立ち向かう形になる。

 またTBSは、木曜午後9時のドラマ枠を廃止し、新たに木曜は、午後8時からバラエティー番組「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」を2時間のレギュラー放送にする。代わりに水曜午後11時53分を新ドラマ枠にする。

 プライムタイムの連続ドラマ放送枠は「3」になるが、石丸彰彦編成部企画統括は、前向きな編成であることを強調。「『モニタリング』の2時間の放送をやりたかった。水曜日の新ドラマ枠(午後11時53分)で新しいフィールドで戦っていきたい。新しいドラマのフィールドを求めた結果」。木曜は「プレバト!!」(午後7時)「櫻井有吉アブナイ夜会」(午後10時)とバラエティー番組を並べ、視聴者を離さない狙いがあるという。