NHK連続テレビ小説「あさが来た」(28日スタート、月~土曜午前8時)の第1週試写会が1日、同局で行われ、主演の波瑠(24)、玉木宏(35)、子役の鈴木梨央(10)が見どころを語った。

 朝ドラ初の幕末スタートとして話題で、実業家として活躍した実在の女性の一代記。クランクインから約4カ月がたち、波瑠は「何に向かって頑張っているのか、果てしない気持ちになるとが多いので、この日を迎えられてうれしい」。1週目は主に鈴木梨央による子供時代で、波瑠は「元気とパワーをもらえる作品。ただ見た人の感想になってますけど」と笑顔で手応えを語った。

 波瑠と玉木は、親の決めた婚約者同士の役どころ。ドラマ上は11歳差の設定だが、現実では25歳下の梨央ちゃんと“ラブシーン”を演じた玉木は「難しい役で」「どのさじ加減でやればいいのか」と大笑い。「考えすぎるとヘンな方向に行ってしまうので、さらりと気持ちに寄り添いました」と撮影を振り返った。梨央ちゃんが「転んで足をピーンとするシーンが大変でした」と語ると、「スライディングみたいだったね。すごいねー」とほめたたえていた。

 1週目では、「ぴっくりぽん」というせりふが5回登場した。「あまちゃん」の「じぇじぇじぇ」のように流行らせたいのかとの質問に、制作統括の佐野元彦氏は「ねらっていません」と笑い「好奇心旺盛なヒロインから自然に出る言葉です」。撮影でのびっくりぽんなエピソードについて、波瑠は「玉木さんがいたずら好きで、すごいリアルなゴキブリのおもちゃを顔に投げられてびっくりぽんてした」と明かしていた。