タレントのクリス松村が、2020年東京五輪公式エンブレムが使用中止の方針が固まったとの報道を受け、新たなデザインとして「鉄腕アトムから現在までのキャラクターをちりばめたものにすれば」と自身のアイデアをつづった。

 批判が高まっていた佐野研二郎氏(43)デザインによる2020年東京五輪公式エンブレムについて、大会組織委員会は使用を中止する方針を固めた。

 新国立競技場の一連の問題とあわせて、盗作疑惑が持ち上がっていた公式エンブレムが使用中止の方針とされたことに、クリスは1日に更新したブログで「大変、日本人として残念です」と心境をつづった。

 クリスはこれらの問題を、これまで日本人が築き上げてきた世界への絶対的信頼をことごとく裏切るものだとし、「日本人だということを誇りに思って過ごした私は、悔しくて悔しくてどうしようもない気持ちです」と吐露。エンブレムの件に関しては、発表から掲出に至ったこれまでの諸費用が無駄になることや、さらに新たなエンブレムのための費用がかさむことに、「幻の新国立競技場と同じように、また国民の税金が使われることは間違いないことでしょう。つまり、無駄金(税金)」と嘆いた。

 しかし金銭的な損害よりも、クリスは日本や日本人に対するイメージ悪化を招いてしまったとし、「もうここまで恥をかいたわけですから、やはり、スタッフは一新されたほうがいいと思います」と提案。また、新たなエンブレムについては「もう、アニメ大国なんですから、誰にもマネと言わせない、鉄腕アトムから現在までのキャラクターをちりばめたものにすれば、一番斬新でよろしいのでは?」と私見を述べた。