女優のユマ・サーマン(45)と元婚約者で億万長者のアーパッド・ブッソン氏(52)が米国時間の17日、3歳になる娘をめぐる親権争いに決着をつけた。ニューヨーク・ポスト紙などによると、2人はマンハッタンの裁判所で、娘の養育に関する取り決めにサインしたという。

 アーパッド氏は娘と過ごす時間がもっと欲しいとしてサーマンを訴えていたが、最終的な取り決めの内容については非公開となっており、双方が無言で裁判所を後にした。ポスト紙によると、マンハッタン最高裁判所の裁判官は法廷で、「双方が、娘を幸せにするために少しずつ妥協した」として、2人をほめ称えたという。

 先月行われた審理の後は、露骨にピリピリとしたムードで取材陣に食ってかかっていたサーマンだったが、今回は投げキスを送るなど、満面の笑顔で裁判所を後にした。ブッソン氏はリポーターに「取り決めについてどう思うか?」と聞かれると、親指を上に向ける「グッド」のジェスチャーを示したという。

 サーマンは07年、ロンドンを拠点とするフランス人投資家ブッソン氏との交際をスタートし、1年後に婚約を発表した。09年に婚約解消した2人は、11年に再び婚約。12年に娘のロザリンドが生まれたが、昨年、再び婚約を解消した。サーマンは05年に離婚した俳優イーサン・ホークとの間に、2人の子供がいる。ブッソン氏はオーストラリア人スーパーモデル、エル・マクファーソンとの間に2人の息子がいる。(ニューヨーク=鹿目直子)