俳優竹野内豊(44)主演映画「人生の約束」(1月9日公開)の完成報告会見が1日、都内で行われ、昨年の国民的美少女コンテストでグランプリを獲得した高橋ひかる(14)が出席した。今作が演技初挑戦の高橋は、「テレビドラマ界の巨匠と言われる石橋冠監督の作品に出演できて、とても光栄です」と、緊張の面持ちであいさつした。

 竹野内演じる会社CEOのかつての仲間の娘役で、物語のキーを握る。石橋監督は、「最後は女優さんになっていた。心の中を訓練するようになっていた」と、高橋の成長ぶりと女優魂を絶賛した。

 同監督によると、物語終盤に高橋が涙を流す場面があったという。「涙が流すシーンは時間がかかった。僕はせっかちだから目薬を使おうとしたら、彼女は目薬を拒否した。いい女優さんになるなと思った。スタッフも『将来、大物になるぞ。口の利き方に気を付けよう』と言っていた。最後の日はみんな『高橋さん』と呼んでいた」と、ジョーク交じりに振り返っていた。